2021年から放送が休止してしまった、ガキ使『笑ってはいけない』シリーズ。2023年こそは復活するのではと期待の声が挙がっていましたが、今年も復活は実現しませんでした。視聴者からは「大晦日に見る番組がない…」と残念がる声が多く挙がっています。
笑ってはいけない 2023、放送中止の理由は?
大晦日の代名詞であるガキ使『笑ってはいけない』シリーズですが、2023年も放送されないのはなぜなのでしょうか?放送中止の理由は、様々な憶測が飛び交っています。
コロナウイルスの影響で放送中止
『笑ってはいけない』シリーズが放送できなくなった最大の理由は、コロナウイルスの影響によるものです。
本番組の収録は大掛かりで、多数の出演者が集まります。また、ダウンタウン達が笑いを堪える様子が面白かったりするので、コロナ渦でマスクをしている状態だと今まで通りの笑いを届けるのは難しかったのでしょう。
松本人志さんも、「クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛い」と発言しています。
情報漏洩でダウンタウン激怒?
『笑ってはいけない』シリーズが最後に放送された2020年。当時、不倫騒動後のアンジャッシュ渡部さんが出演することが週刊誌にリークされてしまいました。その結果、放送前から番組側に批判が殺到。渡部さんのシーンが撮影済みなのにもかかわらず、お蔵入りする結果となってしまいました。これを受けてダウンタウン側が日本テレビに不信感を抱き、関係が悪くなってしまったと言われています。
ガキ使メンバーの高齢化
出演者の年齢的に、復活が厳しい可能性があります。ガキ使レギュラーメンバーの年齢は全員50歳を超えています。
- 松本人志(ダウンタウン) 60歳
- 浜田雅功(ダウンタウン) 60歳
- 月亭方正 55歳
- 遠藤章造(ココリコ) 52歳
- 田中直樹(ココリコ) 51歳
本番組は長時間収録かつ何度もお尻を叩かれるため、5人の身体的負担は相当なものでしょう。『笑ってはいけない』シリーズが放送されないのは、ガキ使メンバーの年齢を考慮してのことかもしれません。
体を張った企画がコンプラNG?
テレビ業界での規制が厳しさを増していることも、『笑ってはいけない』シリーズに影響しているのかもしれません。BPO(放送倫理・番組向上機構)は、2021年に「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティーについて審議入りする」と発表しています。コンプライアンスの強化により、罰ゲームなど痛みを伴う企画に対して、厳格な視線が向けられているのです。
ただ、2023年6月にはBPOから『予見できる痛みは対象と考えていない』との結論が出ており、『笑ってはいけない』はBPOの観点から問題はないとされています。
『笑ってはいけない』復活の可能性は?
『笑ってはいけない』シリーズの復活については、公式からの発表がないため未定です。
放送休止には出演者の年齢やコンプラなど、考えられる様々な理由があります。今まで通りの復活は厳しいとしても、出演者を変えたり形を変えて復活する可能性はあります。個人的にはダウンタウン達が仕掛け人側になるのも面白いのではないかと思います。2024年こそは何らかの形で復活してほしいですね。
最後に
笑ってはいけない 2023の放送が期待されていましたが、残念ながら実現しませんでした。なお、今年の日テレ大晦日は10時間特番「笑って年越し!THE 笑晦日」が放送されます。ガキ使で年を越せないのは寂しいですが、2024年の復活を祈りましょう。