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【M-1新審査員】採点で話題!山田邦子は大物ピン芸人?経歴は?

【M-1新審査員】採点で話題!山田邦子は大物ピン芸人?経歴は?

師走の名物番組、M1グランプリ。2022年も年の瀬最高潮の盛り上がりを見せ、次世代のお笑いルーキー達が激しくぶつかい合い戦い抜きました。そんなM1のステージ横、審査員席には、山田邦子さんの姿が。2022年M1グランプリで、初めての審査員として抜擢された山田邦子さんでしたが、その採点に日本中から賛否両論の声が相次いだことをご存知ですか?初めての審査員で再度注目を浴びたベテラン芸人・山田邦子さんの経歴やエピソードなどを振り返ってみましょう!

ベテラン芸人・山田邦子って?

山田邦子の基本プロフィール

  • ニックネーム:邦ちゃん
  • 生年月日:1960年6月13日
  • 出身地:東京都
  • デビュー年:1981年
  • 芸風:漫談、モノマネ、コント
  • 趣味:釣り、プロレス観戦

高校時代、モノマネがウケて学校中にその名が知られるようになったという山田さん。大学在籍時は、落語家を目指して寄席演芸研究会へ入部します。その後漫談家へと転身し、女性ピン芸人として注目を浴びることになりました。

言葉遊びの天才!アノ言葉も山田邦子が流行らせた

落語家を目指していたり、漫談家として活躍した過去を持つ山田邦子さん。今では当たり前のように使われている言葉の中にも、実は山田さん発信で流行したものがあります。「ぶりっ子」という言葉は、山田さんがギャグで使ったことで流行語となりました。また「マルチタレント」などと言う際に使う「マルチ」という短縮形も、山田さんが考案し世に広まったといわれています。

「唯一天下を取った女性ピン芸人」という異名を持つ

1986年、同じ事務所に所属していたビートたけしさんが逮捕され、芸能活動を自粛していた期間には、たけしさんの代役を務めるという大仕事が舞い込んできた山田さん。かのビートたけしさんの代わりに番組を存続させなければいけない、というプレッシャーと戦った辛い時期もあったそう。そんな懸命な活動が功を奏し、山田さんはゴールデンタイムで冠番組を持つことになります。女性ピン芸人でこれを成し遂げたのは、後にも先にも山田邦子さんだけといわれているのです。このことから、「女性で唯一天下を取ったお笑いタレント」と評されることも多くなりました。

山田邦子の意外な経歴とは?

山田さんは1981年、ドラマ『野々村病院物語』(TBS)で女優デビューを果たしています。意外なことに、当時は女優業の比率が高かった山田さんですが、少しずつお笑いタレントへの道を切り開いていくことになります。山田邦子 現在はYoutubeチャンネルを開設したりと、タレントとしての才能を”マルチ”に生かしながら活動していますよね。

1988年からは、NHK「好きなタレント調査」において8年連続で1位に輝き続けるなど、好感度タレントの代名詞といわれていたことも。全盛期にはレギュラー番組を週14本抱えていた、まさに超売れっ子タレントだったんです。

M1グランプリの採点で注目を浴びた理由とは?

さて、そんな山田邦子さんの伝説の活躍ぶりが分かったところで、最近話題になったM1の審査について振り返ってみましょう。

「カベポスター」に衝撃の点数をつけた山田邦子

さかのぼること1ヶ月前。M1グランプリのトップバッターであった「カベポスター」(吉本興業)のネタが終了した際につけた点数が、事の発端でした。他の審査員が90点台と高得点をつけているのに対し、山田さんは84点という驚くべき点数を出したのです。しかし、ここまでは審査員として自然な行動。カベポスターのネタが山田さんにウケなかったというだけの話です。しかし、2組目の「真空ジェシカ」(人力舎)に対しては、いきなり95点という点数をつけたのです!例年、審査員の採点の振れ幅は10点以内に収まることが多いのですが、山田さんは一発目で11点もの差をつけてしまいます。これには視聴者から賛否の声が相次いだそう。

採点基準がブレブレ!と批判の声が

通常、1組目のネタにつける点数が、その審査員にとっての採点基準となります。山田さんにとっては84点という基準で始まった戦いでしたが、2組目で一気に基準値を上げてしまったのではないか?という意見が多く上がりました。

忖度なしで信頼できるという声も

批判の声があった一方で、正直な採点が信頼できるという前向きなコメントも。

 

M1グランプリには、決まった審査基準等は設けられていません。今回のように、審査員に抜擢された山田さんの好みや考えによって点数がバラけることが悪だとは言えないのですね。

まとめ

誰もが知る大物タレントの山田邦子さん。昨年末、M1グランプリ審査員の新顔として参入した山田さんですが、思わぬ形で注目を浴びることになりましたね。賛否両論あったものの、M1グランプリというのは毎年、その審査員の採点やコメントが話題になります。年々、形を変えながら新時代のお笑い芸人を発掘している名物番組に、今回も違った風が吹いたのかもしれません。漫談家として、”マルチ”タレントとして、長年その名を世に残してきた山田邦子さん。今後も日本の芸能界にどのような形で携わっていくのか、期待が高まりますね。