日本のプロサッカーリーグであるJリーグには、外国人国籍の選手も出場しています。外国人選手の起用についてはルールがあり、無制限に外国人選手を起用できるわけではありませんよ。
今回は、Jリーグの外国人枠について解説します。
Jリーグの外国人枠は?
早速、Jリーグ の外国人枠について紹介したいのですが、一口に「外国人枠」と言っても登録枠と出場枠の二種類がありますよね。
登録枠とは主に「チームに選手登録できる外国人選手の人数」を指すのですが、なんと現在のJリーグルールでは、外国人選手の登録枠については制限がありません。とはいえ、素直に受け取ると「何人でも外国人選手を登録してもいい」ということになりそうですが、実際にはそうはいきません。
J1なら1試合に5人まで出場できる
外国人選手の「出場枠」には制限があり、現在のルールではJ1の試合の場合、1試合に出場登録できる外国人選手は5人まで。J2、J3の試合では4人までとなっています。1チームのそもそもの登録人数制限が原則25人までなのですが、この出場枠の制限のために「1チーム丸々外国人選手!」といったことは出来なくなっています。
そこまでいかずとも、半分を超える人数を外国人選手にしたりすると、選手起用に制限がかかりすぎてしまいますよね。
2019年にルール変更があった
外国人枠のルールは2019年に変更されており、それまでは外国人選手の出場枠は4枠となっていました。それも、一般外国籍選手枠は3人、それとは別にアジア人の選手に適用される「アジア枠」が1人、合計で4人の枠という形でした。2019年に外国人選手出場枠が増え、それと同時にアジア枠が廃止。チーム編成の自由度が大きくなりましたよ。
外国人枠を圧迫しない外国人選手が!?
ただ、実はJリーグの外国人枠周りのルールの中には「Jリーグ提携国の国籍を有する選手は外国籍選手ではないものとみなす」というルールがあるんです!ここでいう提携国、外国籍選手とはみなされない国は、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの8カ国。これらの国の選手は現在のルール上では日本人と同じ扱いであり、外国人枠を全て利用した上でタイ人の選手を起用することも可能です。
最も外国人枠を活用しているチームは?
2024年シーズンで最も外国人選手と契約しているチームはジュビロ磐田です。なんと8名の外国人選手が今年ジュビロ磐田と契約しており、割合としても全チームトップクラスとなっています。なお、ジュビロ磐田のここまでの戦いぶりはというと、8月7日時点で20チーム中18位。J2降格枠に入っており、苦戦を強いられています。
また、川崎フロンターレは2024年7月30日にコロンビアのセサル・アイダル選手を期限付き移籍でチームに加えています。これで川崎フロンターレも2024年シーズンの外国人選手が8人となっていますよ。川崎フロンターレは現在12位です。
大躍進の町田ゼルビアも外国人選手を多数抱える
現在一位をひた走る町田ゼルビア。今年の町田ゼルビア 強いですよね!そんな町田ゼルビアも2024年2月に韓国のオ・セフン選手を期限付き移籍でチームに加え、外国人選手が8人となっています。2023年にJ2MVPを受賞、チームのJ1復帰の原動力になったブラジルのエレキ選手など、ファンから愛される外国人選手もいますよ。
「みんな待ってたよ!!」町田エリキのチーム合流にファン歓喜!「ダメだ、涙しか出ない」(SOCCER DIGEST Web) – Yahoo!ニュース
最後に
今回はJリーグの外国人枠についての紹介でした。多くの外国人選手が活躍するJリーグ。新たな外国人スター選手の誕生に期待したいですね。